先進理工学部は6学科、先進理工学研究科には他大学との共同専攻を含む11の専攻が置かれています

学科・専攻一覧

学科・専攻

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物理学科と応用物理学科の違いは?

物理学科は、自然現象の本質を見通し、普遍的な法則の探求を志す学科です。

対象となる現象の例:素粒子 、原子核 、分子モーター 、タンパク質 、生物物理 、固体物性(超伝導 、磁性 、誘電性)、宇宙、結晶成長

応用物理学科は、物理学を基礎として幅広い分野への応用を志す学科です。

幅広い分野の例:数理物理 、統計物理・複雑系科学 、表面物理・中性子散乱による物性物理 、光学 、光通信・半導体スピントロニクス 、ロボット工学・コンピュータグラフィクス 、液晶・ソフトマター

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化学・生命化学と応用化学の違いは?

全ては原子・分子から始まる

「化学」は、物質の合成、物質の反応、物質の機能等を分子レベルで追求する学問であり、これまで医薬品、合成繊維、プラスチックなど多くの有用な物質を生み出し、豊かな人間生活のために大きく貢献してきました。反面、それらの物質のいくつかにより薬害や公害などの問題を引き起こしたことも事実です。21世紀の「化学」には、環境への負荷を考慮した上で、世の中の役に立つ物質を作り出す高度な技術が求められています。そのために、単に従来の知識や技術を踏襲するのではなく、原子・分子から構成される物質が織りなす様々な現象を解明するための新たな方法論の確立と、それに基づく新しい技術の開発が「化学」に求められています。化学・生命化学科は、「分子を自由自在に創製(デザイン)し、合成し、評価する」ことを目標としています。

化学を基礎に人類に貢献

応用化学科では、知識としての化学だけでは終わらない、「使える化学」を学びます。学問としての化学を基礎に、いかに役立つものを自在につくりだせるか、どの手法ならうまくものがつくれるかを追求する学問が応用化学です。化学を利用して人々の生活と社会を支え、発展させることを目的とし、セラミックス、プラスチックス、触媒、食品、医薬、電子材料などの専門分野を学ぶことができます。さらに製造プロセスの設計など化学工学の知識と応用力を身につけることができます。人類や環境に役立つ化学、また諸問題に対して役立てる化学の修得をめざしています。

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3つの「生命」系学科の違いは?

現在の生命科学分野の急速な進展は、様々な研究分野の融合研究の上に成り立っています。より先端的な研究成果、発見は従来型の独立領域研究からでは成し得なかったものです。早稲田大学・先進理工学部にはバイオ系の教育研究を精力的に進めている学科が3つあります。それぞれの学科は、学科の特徴を反映したカリキュラム、学生の教育方針を持っており、それに即した教育研究を行っています。共通している特徴としては、理工学領域研究の強みを生かした生命科学の研究を進めている点です。以下、3つの学科の特徴を簡単に説明します。

電気・情報生命工学科

電気・情報生命工学科では、「生命体は電気信号を仲立ちとした情報体」であるということをもとに、生命科学と電気電子情報とを融合し、これら各領域を深く極めるテーマにも、複数の領域を組み合わせたテーマにも挑戦しています。みなさんの夢の実現を、最先端で活躍する21名の教授がお手伝いします。医・薬・理・工にわたり、卒業生が活躍する場は無限に広がります。

化学・生命化学科

生命科学の飛躍的な進歩とともに、従来の化学という学問領域にも大きな変革期が到来し、再び生物学における化学が注目されています。化学・生命化学科では、化学、すなわち原子・分子を出発点として生命現象を基礎から応用まで幅広く理解できるように、充実したカリキュラムを組んで学生の教育と研究指導を行っています。

生命医科学科

生命医科学科は、生命現象に関する分子科学の理解から医学の基礎、さらには理工学、バイオテクノロジーの分野に至る幅広い分野の学習ができるようにカリキュラムを作成しています。これらを基礎にして、生命現象や病気の解明、新しい医薬品や医療機器、診断や治療方法の開発を行うことのできる人材の育成を目指しています。

各学科での研究分野は多岐にわたっているため、どのような研究が行われているかを具体的に知りたい場合はそれぞれのホームページを参照していただきたいと思います。

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学際専攻

共同専攻

5年一貫制博士課程