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超小型MeVガンマ線カメラの開発

超小型MeVガンマ線カメラの開発に成功
50kg級の小型衛星で宇宙物理「最後の窓」開拓へ
早稲田大学理工学術院の片岡 淳教授(応用物理学科 )らの研究チームは、兵庫県立大学高度産業科学技術研究所の宮本 修治特任教授、大阪大学核物理研究センターの嶋 達志准教授と共同で、1-10メガ電子ボルト (MeV) のガンマ線を高精度に可視化する、コンパクトなカメラを開発しました。さらに、兵庫県立大学高度産業科学技術研究所が運営するニュースバル放射光施設で準単色ガンマ線ビームを用いたイメージング実験に挑戦し、1.7MeVおよび3.9MeVのガンマ線を最高レベルの解像度でイメージングすることに成功しました。本装置は数キログラム(kg)と軽量のため50kg級の小型衛星にも搭載可能で、宇宙物理に残された「最後の窓」MeVガンマ線の観測にむけ、新たな切り札として期待されます。<続きを読む>